Sunday, February 28, 2010

簿記試験

簿記二級の試験、受けてきました。余裕で合格というプランを立てていたが、風邪で追い込みをかけられなかったこともあり、意外に苦戦。解答速報を見た限りでは、ぎりぎり大丈夫かな?という感じ。

それよりも驚いたのが、静かな空間に電卓の音だけが響き渡るという独特の雰囲気にちょっと飲まれてしまったこと。試験で飲まれるなんて、学生時代も含めて初めて。病み上がりということも影響したのかもしれないが、かなり新鮮な体験で面白かった。

合否は大して問題にしていないので、とりあえずこれで簿記はお終い。ビジネスマンとして財務諸表くらいは読めておきたい、ということから始めた簿記の勉強、その目的はすでに達成しているので。

帰りに本屋で内田樹の『日本辺境論』と池田信夫の『希望を捨てる勇気』を購入。二人とも大学教授&有名ブロガーで、両氏のブログは僕もRSS登録している。

『日本辺境論』、冒頭を少し読んでみたが、著者自身が言うようにほとんどが丸山真男あたりの焼き直し。全部どこかで聞いたことのある話なので、正直かなりつまらない。ブログで展開している、レヴィナスを援用した教育論や、身体を切り口にした『バガボンド』分析なんかは抜群に面白いのに。

池田氏の方もパラパラとめくってみたが、こちらはこれまでブログで書いてきたことを体系的にまとめた感じなのかな?なかなか面白そうです。

Saturday, February 27, 2010

映画情報

来週絶対に見なければならない映画:
テオ・アンゲロブロス特集@早稲田松竹
リンク

余裕があれば見たい映画:
加藤周一ドキュメンタリー@シネマアンジェリカ
リンク

これからの出版業界

風邪で外に出ることもできないので、少しばかりネットサーフィンをしてみる。生命保険のライフ・ネットの副社長、岩瀬氏が自著『生命保険のカラクリ』を期間限定で全文無料ダウンロードすると発表。さっそくダウンロードしてみる。(リンク

アメリカの経済学系の著作だと、ときどき全文ダウンロードもあったりするのだが、日本語での試みはこれが初めてではないだろうか。

今後、出版業界でもこうしたネット配信が加速していくのだろう。アマゾンのキンドルは印税を70%(これまでの倍)にすると言っているし、出版社と著者のパワーバランスが逆転するのは確実。(リンク

音楽はすでにネット購入が一般的になってきたが、書籍にもその波が押し寄せるということだろう。ただ書籍の場合、液晶画面だと目が疲れる、紙じゃないと書き込みができない、といった要望も残り続ける。そうすると、今後は高速両面印刷、新書や文庫サイズ可能のプリンタなんかが売れたりするのかもしれない。

あるいは逆に、気に入った本は業者に発注して、自分だけのオリジナル書籍を作る、なんて動きも出てくるのかもしれない。すでに大日本印刷はネット経由でオリジナル本を作る事業をスタートしている。(リンク)現在は写真集といった形態を想定しているようだが、将来的に、例えば大ヒットした小説をテーマにした装丁コンテスト、みたいなのをやっても面白いかもしれない。ネット経由で入手した小説(『恋空』でも『1Q84』でもなんでもいいが)に合わせて、読者が自分なりの装丁(文字のフォントからサイズ、表紙デザインまで)を創作、作品の世界観に最もマッチするものを投票で決める、とか。

なんにせよ、これまで本としてカテゴライズされてきたものが、これからは情報(文字の羅列)とモノ(デザインとか紙の質感とか)に二分され、それぞれに進化を遂げていくのかな、という気がしている。

インフル?

風邪、まだ完治せず。というかこれ、インフルエンザなのかも知れない。考えてみたら去年、パリで一週間寝込んだのも、一昨年38度の熱で院試を受けたのも、症状としてはインフルエンザだったような気がする。だとすると来年以降はワクチン接種とかも考えた方がいいのかもしれない。今日は外に出なければならないので、とりあえずマスクします。

Friday, February 26, 2010

風邪

風邪ひいて寝込んでました。明後日は試験。明日までに治ってないとシャレにならない。

Wednesday, February 24, 2010

花粉症?

花粉症を発症らしい。ちょっとキツイ。フランスにいたときは何ともなかったのに、日本は花粉が多すぎる。

昼、友達と井の頭公園を散策。週末に試験があるとはいえ、今週は少しのんびりモード。試験対策の追い込みと三月頭に提出する書類の作成、あとは食事会をいくつかセッティングすれば今週のノルマは達成。

Monday, February 22, 2010

シングルロック

神楽坂の行きつけのワインバーで親友と軽く飲む。仕事の話をしながら。シメがバーボンのシングルロックというのは学生時代から変わらない。将来、なんらかの形で一緒に仕事ができたらおもしれーな、と思う。

TOEIC結果

TOEICの結果が出ました。900点でした。リスニングが465点、リーディングが435点。もっと行くと思ってただけに残念。ただ、今回の目標最低点が900だったので、とりあえずそれはクリア。英語資格はとりあえずこれで打ち止め。

Sunday, February 21, 2010

ビジネス書

午後から仕事。ちょっと疲れが溜まっているが、好きな仕事なので苦ではない。来週末は資格試験。

三月の頭くらいまでに、これまでの仕事の総括と業界分析のレポートを作成しようと思っている。今後の仕事にも繋がることだし。どうせだから、エクセルでわりとカッツリと作ろう。

本屋で経済学、経営学系の本を眺める。今年のビジネス書No.1、『ブラックスワン』はやはり読んでおきたい。後は、『イノベーションのジレンマ』とか『ネクスト・マーケット』とか。特に『イノベーションのジレンマ』あたりは必読書。

Saturday, February 20, 2010

レジス・ドブレ

完全休養。軽く筋トレをしただけ。

去年お世話になったエージョントからインタビューの依頼を受ける。自分の活動を総括する意味でも、OKを出そうかと思っている。

本棚からレジス・ドブレの『一般メディオロジー講義』を取り出し、パラパラとめくる。ある思想が現実的な力に至るまでのメディア(媒体)を、キリスト教やマルクス主義を引き合いに出しながら論じた本。これ、言い換えると、キリスト教やマルクス主義をケーススタディとしたマーケティングの戦略分析、ということになると思う。たとえば、キリスト教は新しい顧客(信者)を獲得するために、どのようなブランド戦略を作成したのか。

キリストを大工の息子として受肉させ、いちど大衆のレベルにまで落としたことで、潜在顧客である一般人は自己投影しやすいイメージを獲得した。「あのキリストだって神の領域にまで達することができたんだ。それなら私だって!」という風に。構造的にはプロアクティブの広告と同じ。高感度の高いタレントをイメージモデルとして起用し、「いまではこんなに素敵にな彼女も、昔はあなたと同じようににきびで悩んでいた。わが社の製品を使うことで彼女は変わることができた。だからあなたもわが社の製品を使いなさい!」と宣伝する。キリスト教もまた、「いまでは神の領域にいるキリストも、昔はあなたと同じような平民だった。神に目覚めたからこんなにも偉大になれたんだ。だからあなたもキリスト教に入りなさい!」という物語を提供する。(あるいは、「あなたと同じように身持ちを崩したアウグスティヌスも、キリスト教への回心を経てこんなに立派に!」キリスト教はそんな物語の宝庫。)

キリスト教のここら辺の構造を非難したのがニーチェ。キリスト教は最初に「この世は苦しい、人生はつらい」という世界観を吹き込み、次に「何も考えずにキリスト教に入れば救われますよ」とそそのかすことで拡大してきた、というのが彼の見解。

(だからと言って、ニーチェの超人思想が完璧だとも思わない。あまりにも観念的だし、充足を得るには他者の存在が必要、という現実も無視している。また、フランスで敬虔なカトリック教徒とずっと暮らした経験から、キリスト教がもたらす力強さにもリスペクトを抱いている。)

とにかく『一般メディオロジー講義』、コトラーのマーケティング入門書と一緒に読んで、近いうちにまとめてブログに載せます。自分の仕事に生かせる部分が見つかるかもしれないし。

* キリストを一人の人間として描き出したニコス・カザンザキスの『キリスト 最後のこころみ』を読むと、悩める若者、キリストに感情移入せずにはいられなくなる。この感情移入こそがキリスト教普及の原動力であった、と考えることもできるのだろう。ただ、「人間としてのキリスト」という解釈は異端なのかもしれない。実際カザンザキスは、この本が原因でキリスト教を破門させられている。

Friday, February 19, 2010

『ビジョナリーカンパニー2』

『ビジョナリーカンパニー2』を読了。「凡庸」な会社がいかにして「偉大」な会社になったかを分析した本。データとしては面白いし、自分の会社を客観的に評価する基準としては非常に有効。しかし、あくまでも会社という組織を分析対象とした論考なので、個人として自分の人生をどのように選択するかとなると、また話は別。「偉大」な会社の一員になることがすべてではないので。

年度末ということもあり、自分も含めて人生の転換点にいる人たちが多い。そういう場に立ち合えるということがエキサイティングだし、お互いにヘルプしあいながら人脈を増やしていったり、ということも面白い。

なぜか、ラカンの象徴界と草食系について思いを巡らす。人間の欲望は尽きることがない。高級な車を買ったら、今度は家が欲しくなる。立派な家を買ったら、今度は若さが欲しくなる。しかも途切れることのないこの欲望の連鎖、自分の中から自然に湧き出たものではない。高級な車が欲望の対象となったのは繰り返されるコマーシャルのせいかもしれないし、若さを崇拝する風潮だって現代社会によってすり込まれた迷信かもしれない。

おそらく数十年前ならば、永遠に続く欲望の連鎖に疑問を抱くこともなかった。男は車を欲しがるのが「当然」であり、家を欲しがるのが「自然」だった。欲望は他者によって作られる、ということを考えることはなかった。しかし現代、欲望は他者によって作られる、ということを誰もが知っている。そして、欲望の連鎖には終わりがないことも。さらに、「どうせ終わりのない欲望ならば、何を獲得しても『何かが足りない』という思いを抱き続けるのならば、最初から何も望まない方がよっぽどシンプルじゃないの?」とも感じている。

と、思いつくままに書いてみたが、こうして見てみるとどうもニヒリズムに近くなる。ただニヒリズムの場合、人生における最終的な目標(ラカンの言う対象aみたいなもの?)を諦めた結果、人生は完全なる無法地帯へと変わり、タブーはなくなり、何でもありの世界で遊びまくる、というような方向に進む。しかしいま言われている草食系の場合、最終的な目標なんてないなら最初から動かなくていいよね、という方向に進んでいるような気もする。ニヒリズムだと他人に迷惑かけまくり、その代わり何かが変わるかもしれない。草食系だと人畜無害、ただそこからは何も生まれない?

ちなみに、フランスから帰ってきたときにいちばん驚いたのが、「草食系」と「婚活」という言葉が生まれていたこと。そんな言葉、一年半前にはなかったのに。

Wednesday, February 17, 2010

治った

風邪、一日で治った。というか治した。だらだら寝込んでる暇もなかったので。

Tuesday, February 16, 2010

風邪

風邪。熱。頭痛と筋肉痛。薬で熱を下げたからいいようなものの、まったく。。。今日はオフ、でも明日は仕事。試験も迫ってるし、寝込んでるヒマなどない。熱でうなされている間、パリのことを思い出してた。今回は日本なだけいい。

Sunday, February 14, 2010

クンデラ

ミラン・クンデラの『可笑しな愛』を読み返す。以前は単調でつまらない短編集だと思っていたが、実は非常に面白い作品だということを発見。それから、近々引っ越すことになったので、ぼちぼち物件探し。都内での移動なので、それほど大変ではないが。あとは、またもや神楽坂でフランス系アフリカ人の店員とフランス語で会話。久々にフランス語のネイティブと話したが、案外いけた。そんな感じの日々。三月以降の予定がはっきりしたので、またここからエンジンをかけ直す。

Saturday, February 13, 2010

自分で

友達に相談されていた案件はとりあえず一段落。全体的なアウトラインだけを伝えて、細かい作業は自分でやってもらうことに。

それにしても意外だったのが、プログラミングをやったことのない人にとってプログラミングができるということは、なんだかすごいことに思えるらしいということ。VBAも本格的に勉強してみようと思う。

『ビジョナリーカンパニー』を読んだり、簿記の勉強をしたり、あとはプログラミング系を調べたりしながら思った。起業するのも面白そう(というか、そのほうが手っ取り早い)。いますぐにと言うわけではないが、そういう視点はキープしておこう。これまでリスクなんて考えずに進んできたのだから、いまさらリスクを恐れるのも馬鹿らしい。もちろん、大胆さと無謀は全く違うので、しっかりと準備をしてからだが。

Friday, February 12, 2010

バンコク

二十歳の頃にひとりでバンコクに行って、深夜に空港に着いてタクシーで市内に入り、ホテルを探して裏道をウロウロとしていたのだがホテルはどこも満室だった。これじゃあ今夜は野宿かな、と思った瞬間、あぁ、なんて自由なんだ、ということに感動した。

ニコス・カザンザキスは次の墓碑銘と共に眠っている。「私は何も恐れない、何も望まない、私は自由だ。」

Thursday, February 11, 2010

イタリア人

神楽坂で知人数人と飲む。外国人男性が一人で店に入ってきたので自分たちのテーブルに誘ってみる。イタリア人で、期間限定で日本で働いているらしい。で、それから三時間くらい、英語でずーっとけっこうディープなディスカッション。自分の意見を言いつつ他のメンバーの通訳もしたので、疲れた。もうしばらくいいや。

Wednesday, February 10, 2010

『ビジョナリーカンパニー』

ビジネス書の古典、『ビジョナリーカンパニー』を読了。際立ったエリート企業18社を分析し、共通する特徴を抽出してまとめた本。非常に面白い。自分の会社と比較して読むと、さらに楽しめる。さっそく『ビジョナリーカンパニー2』も注文しました。

読んでおきたい本がいくつか溜まっている。まずはドラッカーの『マネジメント』。それからコトラーのマーケティングの入門書。マーケティングの本はすでに何冊か読んでいるが、一応コトラーも押さえておきたい。

Monday, February 8, 2010

Access

友達から相談された案件は、VBAを使わなくてもAccessの基本機能だけで対処できそう。ただ、本屋でプログラミングの本を色々と見ていて思ったのだが、ExcelのVBAくらいはできた方がいい。比較的時間が自由になるいまのうちに少し勉強してみようかとも思う。

ITも、勉強し始めると面白い。ただ、これにすべてを捧げることはできないな、とも思う。理工学部から文学へと転向したのも、結局はそれが原因だった。アルトーを介してラカンに触れ、シニフィアンの連鎖としての主体にニヒリズムを感じつつ、しかしそのニヒリズムをニーチェ的な力への意志に転換する。しかし、すべてを冷ややかに眺めるニコライ・スタヴローギンの視線によって、結局はニヒリズムへと回帰してしまう。そんな系譜の延長線上にパリ留学があった。とりあえずそこまでやったからこそ、文学に対してもある程度距離をおけるようになったし、プログラミングなどを面白く思えるようにもなったのだろう。

Sunday, February 7, 2010

VBA

友達とビリヤード。で、ひょんなことからVBA(エクセルやアクセスで使うプログラミング言語です。念のため)を勉強するはめに。入門書を買ってザッと読んでみたが、やばい、ちょっと面白そう。

プログラミング言語としてすでにHTMLとCSSは使える。二十代前半の頃にサイト作りにはまって、気が付いたら朝までプログラミングしてた、ということもよくあったので。当時は色彩の本を買ったりバウハウスのデザインを研究したりと、けっこうなエネルギーを注いでいた。内容は英語の(今で言う)ブログのようなもので、海外からもそこそこ反響があったりして面白かった。

とりあえず、二日でVBAの全体像を把握しなければならない。簿記の勉強やら仕事やら、あとは友達からフランス語のチェックなども頼まれているのに、となかなか忙しいが、どれも面白いので苦ではない。ただ、明日も五時起きだな。

Friday, February 5, 2010

二月

二月も五日が経過した。早い。一月の後半、朝の五時に起きて帰宅するのが夜の十時、というような生活を送っていたので、二月に入って少し時間に余裕ができてしまうと、とたんに物足りなさを感じる。まぁ、それでもやるべきことは色々とあるので、別にいいのだが。簿記の勉強をしたり、仕事の下準備をしたり、それから基礎体力をアップすべく少し体をいじめたりと、やっておきたいことは山積み。

iPhoneでFigaroとLiberation(両方ともフランスの新聞)をチェック。フランスでは、相変わらずストをやっているらしい。経済状態が厳しいときにストなんかやって、自分で自分の首を絞めているようなものだ、という気もしないでもない。昨年の大学ストのときのように、また極左が裏で動いているのかもしれない。

iPhoneでNew York Timesも確認。植物状態の人の脳をグラフィカルに表示することで、その人が考えていることが分かる技術が開発されたらしい。患者にYes、Noで答えられる質問をしてみる。すると、答えがYesのときとNoのときでは脳の活動する領域が異なる。ただ、まだ技術的に不十分な点もあるし、倫理的な問題も残っている、との内容。たとえば「あなたは死を望むか」というような質問を植物状態の人にしたとする。たとえ答えが「Yes」だったとしても、実はその後に「But...」が続くのかもしれない。ただ、脳の状態を見ただけではこの「But...」の続きが分からない。(リンク:Trace of Thought Is Found in ‘Vegetative’ Patient

そう言えば、パリの三越が閉店するらしい。僕がいた頃からすでに閑散としていたので、当然なのかもしれない。

そんな感じの日々。明日は朝から図書館にでも行って思いっきり勉強して、夕方から仕事。明後日は久々に友達とビリヤード。

Thursday, February 4, 2010

マネジメント力

パリ留学時代のムッシュは、「教師の役割は知識を教えることではなくてメソッド(方法)を教えることだ」、と言っていた。それは真実だと思う。メソッド、言い換えればマネジメント力。ある特定の目標を達成するために限られた資源を最も有効に活用すること。現状を分析し、目標とのギャップを認識し、そのギャップを埋めるための戦略を立て、それをアクションプランにまで落とし込むこと。さらには自分のメンタル面の特徴を把握し、自分が最も効率よく作業できる環境に自らを落としいれる、あるいはモチベーションを維持するために自己イメージを改変すること。

現在の日本においてこのようなマネジメント力を身に付ける最も手っ取り早い方法の一つが受験。事実、家庭教師で受験生を見ていたとき、過去問を解くたびに現状分析と今後の対策、さらにアクションプランと、その対策の効果を判断する基準を言わせていたら、わずかな時間で驚くほど成績が伸びた。

これは自戒の念もこめて言うのだが、逆に大学生、あるいは大学院生でも、マネジメント力のない者は具体的な成果を出せない。瑣末な知識の断片が頭の中に浮遊しているのだが、それを体系化し、ひとつの作品としてアウトプットするシステムが構築されていないので、ただのマニアになってしまう。しかも困ったことに、知識だけはあるので、自分は頭がいい、と勘違いしてしまうのである。