Tuesday, January 29, 2013

生命体

「チームの戦力になる」という考え方自体が間違っている。ある種哲学的な、ドゥルーズ的な概念に聞こえてしまうかもしれないが、自己は全体の一部ではなく自己が全体なのだ。何もかもやる主体としての自己同士がネットワークを形成したとき、チームは各人が部分でもあり同時に全体にもなる。そこに波動が生まれ、マーケットは動き出す。

「ゲーテはこう考えていた。全体はダイナミックで生きていて、たえず『具体的な現象』の形になって現れるものである。これに対して部分は、全体の構成要素であるだけでなく、全体を表象するものである。全体がたえず部分に現れることで、部分は全体を具現化したものとして存在している。(・・・)端的に言えば、グローバル組織という新たな種の最大の問題は、生命体であるという自覚がない点にある。その自覚ができた時、組織は、過去ではなく未来の全体を具現化する場になりうる。」
『出現する未来』ピーター・センゲ他

チームがひとつの生命体なのだとしたら、一人が感じている痛みは全体の痛みである。最大の力を発揮させたいのならば、全身の筋肉を総動員する必要がある。


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